MSYS2のバージョンを固定する » 履歴 » リビジョン 3
リビジョン 2 (開発 次郎, 2025/05/10 11:59) → リビジョン 3/4 (開発 次郎, 2025/05/10 12:16)
%{color:red}だめだ、うまくいかない。
パッケージをインストールする前にダウンロードして(保管して)、再利用しようとしても同じ名前でインストールすることができない。
例えば、msys2-develというパッケージ名でインストールはできるが、これでローカルインストール(-U)はできない。
%
h1. MSYS2のバージョンを固定する
MSYS2にインストールするパッケージは、Linuxと異なり過去のパッケージをインストールすることができない。
所望のバージョン、例えば安定版に固定する方法は自分で見つける必要がありそう。
ここでは、自分なりの方法を示す。
h2. MSYS2インストールして最初のフルセットを残しておく
MSYS2インストーラは、過去のものを残しておいてもあまり意味がない。
なぜなら、古いインストーラがあっても、それに対応したパッケージがMSYS2パッケージ・リポジトリからなくなっていることが多いからである。
MSYS2をインストールして安定版を作る前に、インストール直後の状態を保管しておく。
p((. ※ MSYS2インストーラは20250221msys64.7zというようなファイルを解凍しているようなので、公式リポジトリからこれがダウンロードできるならインストール直後の状態を保管しておく必要はないが、これがどこにあるのか、現時点(2025/5/10)で分かっていない。
h3. パッケージ・データベースの更新
<pre><code class="bash">
$ pacman -Sy
</code></pre>
h3. コア・ファイル(仮称)の更新
<pre><code class="bash">
$ pacman -Suw --cachedir [バックアップ先パス]
# おそらく次の3種がダウンロードされる。
# Packages (3) filesystem-2025.02.23-1 mintty-1~3.7.8-1 msys2-runtime-3.6.1-4
$ cd [バックアップ先パス]
$ pacman -U filesystem-2025.02.23-1-x86_64.pkg.tar.zst mintty-1~3.7.8-1-x86_64.pkg.tar.zst msys2-runtime-3.6.1-4-x86_64.pkg.tar.zst
</code></pre>
h2. パッケージをインストールする時はダウンロードしたパッケージを保管する
%{color:red}この方法ではMSYS2ターミナル(mintty)が終了させられなくなる。msys2-runtimeの更新までやった後、ディレクトリをバックアップするのが良いかもしれない。%
通常パッケージをインストールするときはインターネットからインストールするが、それでは手元にパッケージファイルが残らない。
MSYS2にインストールしたパッケージは、MSYS2を作り直すときに再度使いたいので、自分で補完しておく。
ゆえに、通常のインストール方法ではなく、次のようにインストールする。
<pre><code class="bash">
$ pacman -Sw --cachedir [バックアップ先パス] [パッケージ名]
$ pacman -U [パッケージのパス][パッケージ名]
</code></pre>